クチナシの花 その果実は山梔子(さんしし)として漢方薬に使われる


クチナシの花が咲いた。

強い芳香は特に夜なると高まり、それによって受粉するための虫を寄せるける。


その果実は、山梔子(さんしし) といわれ、「解熱・消炎・排膿薬」として使われてきた。

日本では、お正月に栗きんとんを色づけるときに、このクチナシの実を使いますね。



昔家族でよく行っていた、伊豆稲取で有名な海鮮料理が食べられる「徳三丸」のご飯は黄色ご飯。金目鯛の甘辛い煮付けの煮汁をご飯にかけて食べるのが子供の頃大好きだったけど、

どうもこの黄色ご飯にはなじめなくて、白飯がないときは心底がっかりした。白飯がないと、金鯛をわざわざ食べにきた意味がないというほどに。



今では、手間をかけて炊いた黄色ご飯はむしろご馳走。

この黄飯御飯(きめしごはん)は昔薬が手に入らないときに胃腸や肝臓にもいいと重宝されていたとのことで、伊豆稲取では郷土料理。

これは観賞用のクチナシだけれど、その橙黄色の果実がみられる11月が楽しみだ。


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