この黒々とした液体は、
女性の脱毛、乾燥肌、便秘、たちくらみ、疲れやすい、不眠
などの症状に使われる「四物湯(しもつとう)」という漢方薬です。
①当帰(とうき)
②芍薬(しゃくやく)
③川芎(せんきゅう)
④熟地黄(じゅくじおう)
の4つの生薬からなっていて、
血を補い、血を巡らす作用をもっています。
お鍋で煎じると、いかにも漢方っぽい匂いがしてきますが、
それはこの川芎(せんきゅう)や芍薬(しゃくやく)の匂い。好き嫌いが分かれるとことですが、私はこの匂いが結構好みで、
冬の間使っている「行者の湯」という生薬で作られた入浴剤ににも、この川芎(せんきゅう)や芍薬(しゃくやく)が入っていて、お風呂がこの生薬の匂いに包まれてとてもいい気持ち。
ハーブの爽快感や軽さとは違った、蒸気で体が温かく包まれ、じわじわと満たされていくような、いかにも補ってくれる匂いがします。
お鍋で30分ほど煎じると、熟地黄の黒々としたエキスが。
黒い色は、血や陰を補う色といわれていますが、まさにその色そのもの。
日本では薬局にもあまり取り扱いされておらず、マイナーですが、
台湾では、コンビニにもこの四物湯のエキスをつかった、ドリンクが売られていて、手軽に手に入れることができるみたいです。
昔の薬膳のレシピ集には、この「四物湯」を使った薬膳スープがありました。
これは、四物湯エキスえお鶏の出汁と合わせて椎茸や黒きくらげなどの具材を入れたもの。
たとえば、こんな滋養たぷりのスープを週3回でも家で飲むことができたら
女性の貧血も、不定愁訴ももっと改善していくのだろうな。
辺りが暗くなった陰の時間に、体の深の方から満たされる感じのするこの滋養たっぷりのスープを飲んだら、きっと夜もずっしり安心して寝られるはず。
このスープの濃厚さはそのまま体を満たし、ずっしりとした安定感と安心感を与えてくれます。
*生薬の購入は、漢方薬局や漢方を処方してくださるドクターにご相談を
*漢方薬は、その方の体質や、症状に応じた処方がされてこそ、はじめて効果が発揮されるものです。漢方薬に習熟している薬剤師や漢方医にご相談をすることをおすすめします。
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