京都はかつて、宇治川、鴨川、桂川など,そこからとられる川魚料理が豊富であったが、今は川魚専門店も少なくなってしまっているという。薬膳では、除湿(無駄な水分を取り除き)、消化に優しい川魚は、お腹があまり強くなく、むくみをためやすい私にとっては、とても魅力的な食材だけど、なかなか東京のスーパーでは見かけることはない。
京都にいくたびに、寄っている錦市場では、鮎や鯉、鴨(これは川の鳥ですね。)などの惣菜が買えるお店がある。
これも珍しい陽を補い体を温める力のあるスズメは男性の不妊症などにかわれていたけれど、その串焼きも売っていた。鹿もそうだけど、筋張っていて、いかにも筋肉質の動物は、陽を補う力がある。逆に、豚ちゃんなどのぶよぶよした動物は、陰を補う力がある。川のものを日常で購入できるのも京都の魅力。
お昼は、久々に南禅寺の湯豆腐が食べられる「順正」で久々のコース料理をいただいた。食事の場所から望める庭園には、写真にちゃんとおさめなかったことが残念だけど、大ぶりの蓮のつ蕾が見事で、彩度の高いピンクと白のグラデーションに見入ってしまった。
湯豆腐はとても濃厚、大豆の風味が楽しめて、副菜には鮎や鱧、鴨を使った料理が品よく並ぶ。
器や、庭園、箸を包む袋にまでわたって1つの物語をつむいでいる。それを味わい、好きな人と会話をしながら、いつになく心やすらぐ時間を過ごせた気がする。
南禅寺の定番の写真スポットへは、向日大社からなかなか険しい山道を歩いていったので、山道をぬけ、視界が開けたときには正門から入るときとは、違うちょっとした感動が
あった。歩きながら片耳できいていた水の音がまだ、耳の中で鳴り響いているのを感じながら食べる湯豆腐はまた美味しく感じる。
そして、、京都にきたからといって京都っぽさばかり味わっているわけではなく、南インド料理も食べてきました。今回は、烏丸御池駅近くにある「タルカ」をいうお店。日本の方が丁寧につくっているはずれのない南インド料理で、お昼どきは人気で並んでいました。
おわり。
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